大手三大予備校「駿台・河合・東進」を特徴から比較!

予備校

これまで「駿台予備学校(駿台)・河合塾(河合)・代々木ゼミナール(代ゼミ)」といわれてきた大手三大予備校。

しかし、代々木ゼミナールと入れ替わるように東進ハイスクール(東進衛星予備校)が台頭したことで、今や「駿台・河合・東進」が三大予備校と称されています。

この記事では、難関大・医学部志望者向けの駿台予備学校、受験生の多様なニーズに応える河合塾、現役合格にこだわる東進ハイスクール(東進衛星予備校)、それぞれの予備校の特徴を比較しています。

あなたに最適な予備校選びの参考にしてください。

大手三大予備校について

予備校とは、大学など上級学校への進学に向け、受験対策を主とする予備教育学校のことをいいます。

長年にわたり難関大学に多くの合格者を輩出し、全国展開している有名大手予備校は、従来「駿台予備学校」「河合塾」「代々木ゼミナール」の3校でした。

しかし、想定よりも早い少子化と大学現役合格志向の学生増加による浪人生の減少で、代々木ゼミナールの業績が悪化。

事業を大幅に縮小し、2025年3月時点、校舎数は全国6校まで減少しています(造形学校を除く)。

そして、代々木ゼミナールと入れ替わるように台頭してきたのが「東進ハイスクール(東進衛星予備校)」。

当予備校の専任講師である林修氏のCM出演と、他校の追随を許さない圧倒的な映像授業数が追い風となり、一気に知名度を上げました。

公式に定められているものではありませんが、現在は「駿台予備学校」「河合塾」「東進ハイスクール(東進衛星予備校)」の3つが大手三大予備校と称されています。

「駿台・河合・東進」を特徴から比較!

【駿台予備学校】

創設1918年
校舎・教室数全国32校 ※2025年3月時点
学習スタイル対面型授業、オンライン講座
特徴設立から100年を超える老舗の予備校。理系に強く難関大学や医学部の合格者多数。個人目標やレベルに合わせたクラスを選択。ICT・AI教材を用いた効率的な学習がポイント。
対応模擬試験駿台全国模試、大学別入試実戦模試、共通テスト対策模試
サポート体制講師・進路アドバイザーへの相談のほか、Z会の記述試験通信添削、自習室の利用、個別質問アプリなど複数のサポートサービスあり。
寮の有無指定寮あり
難関大学合格者数東京大学:1,460名
京都大学:1,388名
早稲田大学:3,719名
慶應義塾大学:2,703名
※2024年度、複数大学合格による受講生数重複あり

【河合塾】

創設1933年
校舎・教室数全国478校 ※2025年3月時点
学習スタイル対面型授業、映像授業、オンライン授業(コースにより個別指導あり)
特徴私立難関大学の合格者多数。受講生一人ひとりの多様なニーズに応え、個別カスタムできるカリキュラムが豊富。芸大・美大進学コースがあるのもポイント。
対応模擬試験全統模試、美大志望者向けの実技模試
サポート体制AI学習ツール、進学アドバイザーへの相談、自習室の利用といったサポートあり。
寮の有無専用寮または推薦寮あり
難関大学合格者数東京大学:1,311名
京都大学:1,318名
早稲田大学:5,638名
慶應義塾大学:3,577名
※2024年度、複数大学合格による受講生数重複あり

【東進ハイスクール(東進衛星予備校)】

創設1971年
校舎・教室数全国972校(うち東進ハイスクール94校)※2025年3月時点
学習スタイル対面授業(東進ハイスクール)、映像授業(東進衛星予備校または在宅講座)、2025年より現役高校生向け個別指導コース開設
特徴現役合格にこだわりを持った予備校。多数ある講座から志望大学等のレベルに合わせてカリキュラムを選択。有名講師陣による熱血授業がポイント。
対応模擬試験東進模試(共通テスト本番レベル模試、全国統一高校生テストなど)
サポート体制担任指導、AI演習、学習管理システムなどのサポートあり。
寮の有無なし
難関大学合格者数東京大学:815名
京都大学:478名
早稲田大学:3,338名
慶應義塾大学:2,023名 ※2025年度現役合格者のみの数(3月11日時点)

まとめ

大手三大予備校は、以下のとおり特色が明確です。

  • 難関大学や医学部に強い駿台予備学校
  • 個別ニーズに幅広く対応する河合塾
  • 現役合格実績トップの東進ハイスクール(東進衛星予備校)

また、いずれの予備校もオンライン授業や映像授業が充実し、全国どこでも受講可能。

合格実績、学習スタイル、サポート体制を比較し、自分に合った予備校を見つけるとよいでしょう。

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