予備校に通うことを検討する際に、入学のための試験があるのか気になっている方もいるでしょう。実は入学のときに試験を設けている予備校と設けていない予備校があり、設けている場合でもその目的や内容はそれぞれ異なります。そこでこの記事では、予備校の入学試験の目的や内容を紹介したうえで、試験対策について解説します。
予備校に入るときの試験の目的と内容
予備校に入るときに実施される試験の名称はさまざまですが、入塾テストや入会テストなどと呼ばれることがほとんどです。試験の目的の一つは、その予備校に入れる学力があるか知ることです。特に難関校を目指すための予備校や医学部コースでは、試験の結果が基準を下回ると入学を断られる可能性が高くなります。しかし、予備校の入学試験はほとんどが毎週のように実施されており、何度でもチャレンジできます。諦めずに再度挑戦する姿勢も重要です。
他にも入学後のクラス編成のために、試験を実施している予備校もあります。このような予備校を選べば、自分と同じくらいの学力の生徒たちと切磋琢磨しながら勉強できるため、学力が伸びやすいでしょう。試験の内容はいずれの予備校も、学科試験と面接の場合がほとんどです。学科試験は国語と数学、そして英語の3教科を実施している予備校が多いです。面接では目標としている偏差値や志望校、入学を希望する理由などを聞かれる傾向にあります。
予備校に入るときの試験に向けてできる対策
入学試験の難易度はそれぞれの予備校で異なり、出題範囲も広く対策が容易ではありません。しかし、難関校を目指す予備校を希望するならば、学校の定期テストで高得点を取れるくらいの学力は身に付けておくようにしてください。また、予備校の入学試験向けの家庭教師も存在するため、難易度の高い入学試験がある予備校を希望する方は、そちらも検討するとよいでしょう。
さらに、入学を希望する予備校の試験の出題傾向を把握する必要もあります。過去の問題を公開している予備校もあるため、ホームページなどを確認してみましょう。実際に試験を受けるときには、時間配分に気を付ける必要があります。時間がかかる問題はあとに回し、わかりやすい基本的な問題から解いていくのがポイントです。面接に向けては、目標偏差値や志望校、入学希望の理由あたりはスムーズに答えられるようにしましょう。家族に手伝ってもらい、面接の練習をするのもおすすめです。
まとめ
予備校に入学する際の試験は、その予備校に入れるだけの学力が身に付いているか確認するためや、クラス編成の参考にするために実施されたりします。試験対策として、学校の定期テストで高得点を目指したり、過去の問題を確認したりするのも重要です。実際の試験のときは時間配分に気を付けながら、落ち着いて解くようにしましょう。
