予備校の数は大手を含めて多数あり、新しい形態のものも出てきているため、どのような選び方をしたらよいかと思案する人が増えています。予備校を検討するすべての人に当てはまる選び方のポイントもありますが、環境や立場によって別の選択肢を検討する必要もあります。
予備校の選び方のおもなポイント
予備校の選び方で重視したいのは、講師やカリキュラムのクオリティです。教え方の点で評判が良い講師というだけでなく、相性も考えます。自分の学力と予備校で組まれているカリキュラムがマッチしないと、希望の大学への進学がかなわなくなるかもしれません。
すでに志望校が決まっている場合は、その学校への実績が豊富かどうかも重視します。志望する大学の最新情報を豊富に持っている予備校であれば、適切な指導や受験対策が期待できます。
予備校への通学が可能か、無理なく通えるかという点も選び方の優先項目に入れましょう。現役の高校生であれば、学校の授業が終わってから通うことになります。あまりに遠かったり、通学に時間がかかったりする予備校では、取りたい授業に間に合わないケースも出てきてしまいます。浪人生は毎日のように予備校に通うことになるため、時間的なロスは避けたいものです。
入学金や授業料の確認も大事ですが、金額ありきで予備校を選ばないようにしましょう。予備校は、あくまで希望の大学に進学するための手段です。必要な学習指導やサポートが得られるかどうかを重視して選ぶと満足度が高くなります。予算に制限がある場合は、講座ごとに授業料の設定があり、苦手科目や分野に特化して学べる予備校を選ぶとよいかもしれません。成績が良い人は、特待生制度がある予備校の利用を検討できます。
必要に応じて考慮したい予備校選びのポイント
自宅に落ち着いて勉強できる環境がない人は、予備校に自習室など、集中して勉強できるスペースが設けられているか、確認して選ぶのがおすすめです。自習室は、個別ブースとフリースペース型のものがあります。いずれにしても、本人が勉強しやすいと感じるかどうかが重要になります。学ぶ環境に関連してですが、予備校の周囲や通学路に誘惑となるものがないかどうかもチェックします。人によっては、ゲームセンターや映画館の有無で、勉強への集中度合いが変わる場合があるからです。
勉強に自信がない、不安を感じるという人は、進路アドバイザーが在籍している、あるいはメンタルサポートが充実している予備校を選べます。
まとめ
予備校の選び方で重要なのは、講師や授業の質です。レベルに合ったカリキュラムは、成績を伸ばすことに貢献するはずです。予備校に通う時間を最小限にし、勉強できる時間を増やすことも大事です。人によっては、自習室の有無や、サポート体制の充実度を考慮するとよいでしょう。
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